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三国志1巻@宮城谷昌光を読みました

宮城谷昌光さんの三国志1巻を読みました。宮城谷さんの本は大学生の頃くらいで良く読んでいた気がします。昔から歴史が好きで、小学生くらいからまず日本史、そして中国史、ちょこっと世界史と来て大学生で宮城谷さんの中国古代史、塩野七生さんの古代ローマ史あたりに進んできました。

宮城谷さん本の舞台は中国古代の殷、周、春秋、戦国時代が中心だった気がします。余りよく知らない時代だったのですが、この方の本を読んで一気におもしろく感じました。その宮城谷さんが中国史の中では一番人気の三国志を書いておられたと言うことで借りてみました。



三国志と言えば大体まず黄巾の乱前後から始まることが多いような気がしますが(光栄のゲームの三国志でも第一章は黄巾の乱だったような気が)、この第一巻の素晴らしいところはこの黄巾の乱すら始まっていません。後漢創始者の光武帝辺りのエピソードから始まり、曹操の祖父である曹騰が仕えた後漢8代皇帝の順帝が崩御し9代皇帝の沖帝が即位後すぐに崩じたあたりで終わります。

いわゆる三国志の前時代で1巻が終わるというのはこれまで見たことがなく、逆に新鮮でした。三国志で官僚と宦官の対立というのは最初の方のテーマで曹操などが宦官を殺したなんて話は読んだことがあるような気がしますが、なぜ対立に至ったのかの流れがよく分かりました。2巻が楽しみです。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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門田 匡史

Author:門田 匡史
奈良県生駒市の生駒吉岡皮膚科医院の院長をしています。趣味の話など書いております。

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