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香乱記 中巻@宮城谷昌光を読みました



陳勝・呉広の乱により各地で反乱が起こるも章邯により鎮圧されてしまいます。そんな中楚を復活させた項梁が連戦連勝で進撃するも慢心により章邯に敗北し死亡してしまいます。この本で良かったのが項羽と劉邦時代の全体の流れを認識できたことです。いまいちよく分かっていなかったのですが、色々な人物が出てきておもしろい時代だなあと思いました。

田横の属する田氏は斉を苦労しながらも再興します。スーパーマン的な書かれ方であちこちで活躍したりしながら斉を安定させていきます。

中巻では秦の章邯が一番魅力的に思えます。元は小役人だったものの志願して20万人の囚人を率いて反乱軍を鎮圧したりと才能を発揮します。章邯-項梁の戦いやその後の項羽-章邯の戦いなどはお互いの戦術がぶつかって非常におもしろかったです。

しかしこの時代の中国は平気で何十万人という軍がいたりで凄い国だなあと思いました。
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プロフィール

門田 匡史

Author:門田 匡史
奈良県生駒市の生駒吉岡皮膚科医院の院長をしています。趣味の話など書いております。

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