「元禄御畳奉行の日記@神坂次郎」を読みました
「元禄御畳奉行の日記」と言う本を読みました。雑誌か何かに紹介されていて面白そうなので読んでみました。


元禄時代の尾張藩で御畳奉行などをしていた朝日文左衛門と言う下級武士が、26年37冊書き残した「鸚鵡籠中記」と言う日記をもとに書かれた本です。
島原の乱を最後に戦乱もなく、この頃になると武士も戦闘集団と言うよりも地方公務員みたいになっていたようです。この朝日文左衛門、武士のイメージとは違って酒色におぼれ芝居マニアで、脇差しを盗まれたり心中があると聞けばいそいそと出かけて行ったり。ある意味趣味人というか、今で言うワイドショー好きみたいなところがある愛すべき人物です。最後は酒の飲み過ぎで肝臓を壊して40代で亡くなってしまったようです。
その人物が延々と書き続けた日記が、なぜか尾張藩に秘蔵され公開を禁止され、戦後20余年後に公開されたそうです。なんとも貴重な日記ですね。
お城での勤務は9日に1日だけで、残りの日は自宅で鍛錬・・・するわけでもなく吐くほど酒を飲んだり、芝居を見たり博打をしたり釣りに行ったりの日々。仕事で大阪出張がある際には取引相手の商人の接待で豪遊したり。記録マニアだったようで芝居については役者、内容、評価が書いてあったり、御祝いなどの食事については細かいメニューなども書かれてあります。
犯罪人やその処刑、心中、不倫、自殺、博打、武士の追放などなど全体にスキャンダラスな内容が多い日記ですがこの時代の下級武士の日記なんて言う面白いものを知れて良かったです。
元禄時代の尾張藩で御畳奉行などをしていた朝日文左衛門と言う下級武士が、26年37冊書き残した「鸚鵡籠中記」と言う日記をもとに書かれた本です。
島原の乱を最後に戦乱もなく、この頃になると武士も戦闘集団と言うよりも地方公務員みたいになっていたようです。この朝日文左衛門、武士のイメージとは違って酒色におぼれ芝居マニアで、脇差しを盗まれたり心中があると聞けばいそいそと出かけて行ったり。ある意味趣味人というか、今で言うワイドショー好きみたいなところがある愛すべき人物です。最後は酒の飲み過ぎで肝臓を壊して40代で亡くなってしまったようです。
その人物が延々と書き続けた日記が、なぜか尾張藩に秘蔵され公開を禁止され、戦後20余年後に公開されたそうです。なんとも貴重な日記ですね。
お城での勤務は9日に1日だけで、残りの日は自宅で鍛錬・・・するわけでもなく吐くほど酒を飲んだり、芝居を見たり博打をしたり釣りに行ったりの日々。仕事で大阪出張がある際には取引相手の商人の接待で豪遊したり。記録マニアだったようで芝居については役者、内容、評価が書いてあったり、御祝いなどの食事については細かいメニューなども書かれてあります。
犯罪人やその処刑、心中、不倫、自殺、博打、武士の追放などなど全体にスキャンダラスな内容が多い日記ですがこの時代の下級武士の日記なんて言う面白いものを知れて良かったです。