ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄@京都市美術館

京都岡崎の京都市美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」に行きました。目玉は初来日のフェルメールの「天文学者」。フェルメール作品が関西に来ると必ず見に行ってる気がします。
今回の展覧会のテーマは風俗画とそこに至る絵画の歴史。古くは古代ギリシャ、エジプト時代の作品から始まります。

やはり「天文学者」は良かったです。外からの光が差し込む天球儀とその下のテーブルの上あたりはピントがあって精緻に描かれています。人物である学者は天球儀を触れる手の部分はハッキリしていて、逆に顔の部分はややぼやけた雰囲気でした。
うーん、やはりフェルメールは良いですね。
10月24日からは同じ京都市美術館で「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」が開催されフェルメールの「水差しを持つ女」が来日するそうです。

次いで印象に残ったのはティツィアーノの「鏡の前の女」。写真の右の絵です。好きな作家の塩野七生さんの影響でティツィアーノの描く肖像画は素晴らしいと刷り込まれているせいもあるかもしれませんが、その人物の意志があらわれているようだと思いました。
公式HP:http://www.ntv.co.jp/louvre2015/
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術