「鹿の王@上橋 菜穂子」を読みました


2015年本屋大賞を受賞した上橋 菜穂子氏の「鹿の王」を読みました。
作者の上橋 菜穂子氏はこれまで知りませんでしたが、「精霊の守り人」、「獣の奏者」シリーズの名は耳にしたことはありました。
ある大国に敗北した山岳民族の独立部隊の長のヴァンと優れた医術者であるホッサルの二人を主人公とした小説です。
主軸に古の凶悪な感染症の復活とその悪用、そして治療があり、興味をひかれました。初めて存在を知りましたが「日本医療小説大賞」も受賞しているそうです。
国家間の政治、敗北者の悲哀と誇り、なども交えながらぐいぐいと読ませるお話でした。
短い章仕立てでついつい続きを読みたくなりました。
本屋大賞は前回の村上海賊の娘もおもしろかったですが、今回も良い本に巡り会えました。
同じ作者の「精霊の守り人」、「獣の奏者」シリーズも読みたくなりました。